Linux rootのパスワードを強制変更

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Linuxシステムで rootのパスワードを忘れてしまった時のパスワードを強制的に変更する方法を解説します。
ここでは、ブートローダー“Lilo”と“GRUB”両方のパスワード変更方法を解説してます。

※この方法はあくまで個人で使用しているPCで行ってください!
 企業等のPCでは、セキュリティー上問題があるので、「GRUBやBIOS」にパスワードを設定してこの方法でパスワード変更ができないようにしておくのが望ましいです。




【 1、Liloでのrootパスワード強制変更方法 】
OS起動時のLiloの「boot」プロンプトで以下のように linux 1と入力する。

  boot:linux 1

シングルユーザモード(ランレベル1)で起動するので passwdコマンドでパスワードを変更する。

  bash # passwd

上記コマンドでパスワードを変更する。

exitまたは shutdownで再起動し通常起動する。

  bash # exit

又は

  bash # shutdown -r now

以上で新しい rootのパスワードが有効になります。

【 2、GRUBでの rootパスワード強制変更方法 】
GRUBでシングルユーザモードで起動するためには、以下のようにしてください。

  1. 以下の画面で「e」のキーを押して編集モードを選択する。


    ※通常WindowsXPなどの表示はありません。

  2. kernel /boot/・・・・・」行を選択してもう一度「e」キーを押して、行の最後に「スペース(空白)」と「1」を入力し、「Enter」キーを押して編集モードを終了します。



  3. 編集が完了したら「b」キーを押してシングルユーザモードでブートします。

  4. シングルユーザモードで起動して、シェルが表示されるので「passwd」コマンドでパスワードを変更して、最後に「shutdown -r now」コマンドで再起動してパスワード変更完了です。

      sh-3.00# passwd

             パスワードを入力

      sh-3.00# shutdown -r now

   

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